飛鳥坐神社

飛鳥坐神社とは

飛鳥坐神社とは

御祭神について

八重事代主神(やえことしろぬしのかみ) 大物主神(おおものぬしのかみ) 飛鳥神奈備三日女神(あすかのかんなびみひめのかみ) 高皇産霊神(たかみむすびのかみ)

 当神社には四柱〔よはしら〕の神様がお祀りされています。まず、八重事代主神〔やえことしろぬしのかみ〕は、記紀神話において大己貴神〔おおなむちのかみ〕の子とされ、国譲りの際に父神様に国土の献上を勧め、後に八十万神〔やそよろずのかみ〕を高市に集め、首渠神〔ひとごのかみ〕として、神々を導く統率神であり、幸せに導く神様です。
次に大物主神〔おおものぬしのかみ〕は大己貴神〔おおなむちのかみ〕の和魂〔にぎみたま〕とされ、心が広く、何事にも動じない強さをお持ちの神様です。世に福の神と仰がれています。
そして、飛鳥神奈備三日女神〔あすかのかんなびみひめのかみ〕は加夜奈留美神〔かやなるみのかみ〕とも伝えられています。また、大己貴神〔おおなむちのかみ〕の娘であり、高比売神〔たかひめのかみ〕・下照姫神〔したてるひめのかみ〕・髙照光姫神〔たかてるみつひめのかみ〕とも言われています。国民〔くにたみ〕をあたたかく照らす神様です。
最後に、高皇産霊神〔たかみむすびのかみ〕は造化三神として神話の冒頭に登場し、天照皇大神と共に天上界を主導されます。また、ふさわしきもの同士を結び、産み、育てる神様と言われています。

御神徳・信仰について

八重事代主神は八十万〔やそよろず〕の神々を統率される「むすひの神」として広く世に知られており、相ふさわしきものたちを結ぶことから、特に子宝・安産・縁結びの御神徳が高いとされています。また、「創造・創作の導きの神」として、芸術に携わる人々の信仰にもつながっています。

  • 陽石信仰

    陽石信仰

    境内の至る所に陽石がみられます。立派な陽石を磐代〔いわしろ〕として山の神を迎えることによって、暖かな春が来ることを祈る信仰です。

  • 産石〔うぶいし〕信仰

    産石〔うぶいし〕信仰

    安産祈祷では、産石を授与致します。その石にその家の守護神をお迎えします。
    産後、初宮詣で産石にお子様のお名前と生年月日を記入し、お子様に握っていただいた後、御神前に据え、末永く見守っていただきます。

御由緒

御由緒

 当社の創建は定かではありませんが、日本書紀において、大国主神の第一子である当社御祭神の八重事代主神は、国譲りの際、一番に信頼のおける神様として大国主神より相談を受けられました。その結果、国譲りがなされ、その後、八十万の神々を率いて、天の高市〔あめのたけち〕(現在の飛鳥)に鎮まったことが記されています。統率される神様、いわゆる首渠神〔ひとごのかみ〕として鎮座されております。
 「先代旧事本紀」には「大己貴神…略…次娶坐辺津宮高津姫命、生一男一女、児都味歯八重事代主神、坐倭国高市郡高市社、亦云甘奈備飛鳥社」と表され、大己貴神(大国主神)の御子神である八重事代主神が高市社である甘奈備飛鳥社に鎮座されていることが記されています。
 出雲国造神賀詞によりますと「…略…飛鳥神奈備に加夜奈留美神、宇奈堤に事代主神を…略…と記されています。また、天武天皇元年(673年)七月「…略…吾者高市社所居名事代主神…略…」と記され、朱鳥元年(686年)七月の条には「奉幣於居紀伊国国懸社 飛鳥四社 住吉大社」とあり、天皇の病気平癒の祈願がなされたことが記されています。

  •  延喜式には「飛鳥坐神社四座 並名神大 月次 新嘗 相嘗」の制に預かっており、四座共が大社同等の扱いを受けていました。
    延喜式でいう「相嘗祭」とは、朝廷が特別に尊崇された大社に新米を捧げるお祭りで、全国の式内社三千二百十二座の中で七十一座に指定され、そのうち四座を当神社が占めており、このことからも国・民を守る神として重要な役割を担っていたことがわかります。
     万葉集では「葦原の 瑞穂の国に 手向けすと 天降りましける五百万 千万神の神代より 云い継ぎ来る 甘南備の三諸の山は 春されば 春霞立ち 秋往けば 紅にほふ 甘南備の三諸の神の 帯にせる 明日香の川の 水尾速み 生いためがたき 石枕 苔むすまでに 新夜の さきく通わむ 事ばかり 夢に見せこそ 剣刀 齋い祭れる 神にしあれば(巻十三-三二二七)」とあり、前半「多くの神々が鎮まったという神代から「手向けの山(手を合わせ拝礼する山)」と云い継がれてきた甘南備の三諸の山は…」と記されているように、古代より人々に「甘南備山」と崇められ、多数謳われました。
     平安時代初期、天長六年(829年)三月 神託により、高市郡賀美郷の甘奈備山より同郡同郷にある現在の地(鳥形山)に遷座されたことが「日本紀略」に記されています。この鳥形山は遷座以前、天照大神が一時祀られたということから「元伊勢」と呼ばれ、現在も境内の摂社(奥宮)に伊勢の大神様を祀り、多くの信仰を集めています。

  • 御祭神の版木の掛け軸

飛鳥家について

当社には氏子がなく、創始以来代々神社をおまもりしてきた神主は、初代太宗直比古命が崇神朝より「大神朝臣飛鳥直」の氏姓を賜って以来、「飛鳥」姓で現在に至っています。初代は天事代主神から数えて七世に当たることが「世系図」や「新撰姓氏録」に記され、現在の宮司は八十七代目に当たります。

宝物・文書・記録

麒麟欄間

大神鏡(径:122cm 厚:6cm 量:260㎏) 一面

  • 神鏡(径:45cm)
  • 四面
  • 刀剣
  • 六口
  • 古銅印
  • 一個
  • 麒麟欄間
  • 一面

社家縁起 世系図 口宣案 神職裁許状等
元禄十三年境内図版木

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